コントロールカラーは色と同じく種類も大事です 

アラフォーからのベース作りには必需品!

ツヤ肌を作り、厚塗りにもならないベースメイクのコツは、コントロールカラー。

 

そこで今回は、コントロールカラーの
色選び・種類・使い方
をご紹介したいと思います。 

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1.コントロールカラーを使うメリット

まずは、コントロールカラーを使うメリットや肌悩みを隠せる理由からお話しさせてください。

肌補正できる理由が少しでも分かっていただけたら、使いやすくなるかと思います。

 

 

ファンデを重ねるとおばちゃん化

アラフォーからの肌は、くすみやシワなど隠したいものが増えてきますよね。

くすみや赤みを、肌色のファンデだけで隠そうとすると、消えるまで重ね続けることに。
そうすると厚塗りになり
、おばちゃんぽさが出て本末転倒に。

 

厚塗りで老け感が出てしまう理由、

  • ナチュラル感がなくなる
  • メイクが崩れやすくなる
  • シワにファンデが入り、シワが目立つ 

 

これを解消するために「薄付きでカバー力のあるファンデ」が次々発売されるわけですが、

ファンデより手っ取り早いのが

コントロールカラーです。

 

 

コントロールカラーを使う理由

色には「色が重なり合うことで色味が消える」という手品的な特徴があります。

この性質を利用し肌の色を補正します。
つまり、”隠す”ではなく "錯覚" を利用するわけです。


コントロールカラーで色補正しておくと、

  • ファンデが少量になる →厚塗り回避
  • ナチュラル感が残る →ツヤ肌・卵肌の仕上がりに
  • メイク崩れしにくくなる

 

これまでファンデーションを何度か重ねていたなら、その代わりにコントロールカラーを追加すると時短にもなります。

手間が増えたようにみえて実はその逆なんですよね~ 

 

 

 

2.コントロールカラーで肌補正ができる理由

「色が重なり合うことで色味が消える」

という手品的な特徴をもうちょっとだけ詳しく説明してみますね。
色選びの時に役立つ知識なので。

 

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色彩で基本となるのが、波長の順に色を並べて輪にした

「色相環(しきそうかん)」

 

虹の色の順番です。
(ちなみに、iPhoneの写真アイコンも色相環) 

 

色相環で対角線にある色を「補色(ほしょく)」と呼びます。
反対色のことを指します。

上の図で、

オレンジ
などが補色の関係。

 

補色は、上下に重ねて見たときお互いの色を打ち消すという特徴があります。

コントロールカラーではこの特徴を利用します。

肌悩みとなる赤み・青クマ。
この赤・青の反対色を上から重ねることで、肌悩みを消すというわけです。

 

ちなみに余談ですが、補色は
上下に重ねると打ち消し合いますが、
横に並べるとお互いを引き立て合う効果があります。
洋服の場合はおしゃれな組み合わせということになります。 

 

 

 

3.コントロールカラーの色別効果

コントロールカラーと補色の関係性・肌への効果を、表にまとめました。 

 

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グリーン・・・赤ら顔・にきび跡をカバー。透明感アップ
ブルー・・・・黄ぐすみをカバー。透明感アップ
パープル・・・黄ぐすみをカバー。透明感を出すには一番効果あり
ピンク・・・・青みをカバー。血色アップ
オレンジ・・・青グマ・茶グマをカバー。血色アップ
黄色・・・・・茶系(しみ、そばかす)、こげ茶・黒の影を消す。明るさアップ

 

 

これ見ても「どれ使ったらいいの?」って分からないですよね笑

「コントロールカラー」をひとまとめにしてしまうと、上の表みたいになっちゃうんですが、これは種類や質感もごちゃ混ぜになっている状態。

目的や用途によって使い分ける必要があるんです。

 

ということで本題の、色と種類選びに進みたいと思います。 

 

 

 

4.コントロールカラーの種類

ファンデ同様、質感や効果の違いでコントロールカラーの種類が年々増えていますね。

種類は大きく分けて2つ。

  1. カラーコンシーラー
  2. カラーベース

 

同じコントロールカラーでも、

・補色効果を目的とするもの
・肌のトーンアップを目的とする下地

があります。

 

それぞれの違いを紹介していきますね。 

 

 

①カラーコンシーラーとは

カラーコンシーラーとは、肌悩み補正がメインのコントロールカラーです。

特徴は、こっくりとした質感。
名称は「カラーコンシーラー」が定着してきています。

 

コンシーラーというだけあり、色が濃く重めのクリームで、ピンポイントで肌悩みを消すことを目的に使用します。

 

 

カラーコンシーラーの色選び

肌補正のために補色効果を最大限に使います。

色相環で見た反対色の効果「色が重なり合うことで色味が消える」っていう目の錯覚を使うパターン。

 

色選びは下の表の通りです。

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グリーン・・・赤みに効果あり  ←赤ら顔・ニキビ跡に
ブルー・・・・赤み  ←赤ら顔・ニキビ跡に
パープル・・・黄ぐすみに効果あり
ピンク・・・・黄ぐすみに効果あり
オレンジ・・・青みに効果あり ←クマに
黄色・・・・・青みに効果あり ←茶系(しみ、そばかす)や黒い影

 

カラーコンシーラーは、

赤み消し
クマ消し
消し
シミ消し

を目的とすることが多いので、
売られているのはグリーンオレンジ黄色が多い印象です。

 

 

カラーコンシーラーの使い方

カラーコンシーラーの場合は、ピンポイントの部分使いです。

下地やファンデと違って、のばして広げないようにします。

 

ポイントは3つ。

  • その場でトントン
  • 上下左右に指やブラシを動かさない
  • 色がなくなるまでのばさない

 

ピンポイントで気になるところにのせる
 ↓
ブラシ or 薬指でトントン
 ↓
色が少し残るぐらい、表面が滑らかになればOK

 

 

カラーコンシーラーの例

こっくりとした質感のため、スティックかパレットタイプになったものが多いです。

 

 

 

 

 

 

②カラーベースとは

もう1つのコントロールカラーの種類が、カラーベース。
下地効果メインのコントロールカラーです。

特徴は、さらさらとした軽い質感。

名称は「カラーベース」「コントロールカラーベース」が定着してきています。

 

ベースというだけあって下地を目的としているため、顔全体にのばして使えるように作られています。
最近は日焼け止め兼用のものが多いですね。  

 

 

カラーベースの色選び

下地としての色選びの時は、

補色効果より元の肌との相性を優先させます。

 

元の肌と合わないと、白浮きしたり黄みが強くなったりして色の性質が逆効果になってしまいます。

 

色白向き・・・・グリーンブルーパープル
青白向き・・・・ピンクオレンジ
小麦肌向き・・・黄色オレンジ

 

パーソナルカラーで分ける時は、

イエベ肌・・・・オレンジ黄色ピンク
ブルべ肌・・・・グリーンブルーパープル、ピンク

が合うと言われています。

 

ご自身の持っている肌色を活かしてくださいね。

効果として、ブルー・グリーン・パープルは透明感がでます。

ブルー・グリーン・パープルで白浮きする方は無理して使わず、黄色やオレンジを試してみて下さい。明るさが出ると思います。 

 

 

 

カラーベースの使い方

さらさらとした軽い質感のコントロールカラーは、ファンデの前に下地として使います。

乳液や日焼け止め感覚で、ブラシか手でさーっと顔全体にムラなくのばします。

肌の凹凸を埋め表面を均一にし、明るさや透明感を出してくれます。

 

 

カラーベースの例

乳液ぐらいの質感のため、チューブタイプが多いです。

最近はUV効果がついたものがほとんど。

 

 

 

 

 

 

5.選び方は質感がポイント

ここまでコントロールカラー2種類の違いをご紹介しましたが、種類によって選ぶ色を変えないといけないわけです。 

 

ところが、
・肌悩みを隠すコンシーラー効果
・肌のトーンアップを目的とした下地効果
この両方が可能というキャッチコピーの商品もけっこうあります。

 

また、この記事では便宜上、名称を
カラーコンシーラー
カラーベース
としましたが、全てのメーカーで統一した名称とはなってないんです。

 

こういったところがコントロールカラー選びで迷ってしまう理由ではないかな、と思います。 

そこで選ぶときに注目すると分かりやすいのが「質感」「テクスチャー」です。

 

 

質感を間違えるとどうなるか

例えば、
ニキビ跡(赤み)を消す目的で、サラサラ乳液タイプ(カラーベース)のグリーンを使ったとします。
でも、色が薄いので補色効果を得られず、透けてしまい跡が消えません。

ニキビ跡を消すには、重めクリームタイプ(カラーコンシーラー)のグリーンをピンポイントで塗るのが正解です。

 

逆に、小麦肌の人が透明感を出そうと、重めクリームタイプ(カラーコンシーラー)のグリーンを顔全体に塗ったとします。
絶対に白浮きします。

小麦肌の方が透明感を出すには、サラサラ乳液タイプ(カラーベース)の黄色かオレンジが正解です。 

 

 

購入前に大事な質感チェック

名称やキャッチコピーのイメージだけで選ぶと、肌の色に合わなかったり、イメージと違った仕上がりになる場合があります。

「何か隠したい」のか「肌の透明感が欲しい」のか、目的や用途ごとに色も種類も使い分けるのがポイントです。 

 

自分のカバーしたいものに対してどれぐらいの色の濃さが必要かは、実際に肌にのせてみるしか分からないいので、サンプルを使ったり店頭で質感を確認してから購入するのがやっぱり一番おすすめ。

 

商品HPやSNSで見る時は、使い方の紹介が参考になったりします。

「気になるところにピンポイントで」と書いてあればカラーコンシーラーの可能性が高いので、テクスチャーがおそらく重めのはず。

「顔全体に伸ばす」と書いてあればカラーベースの可能性が高く、テクスチャーは乳液タイプと想像できます。

ひとつの目安にしてみてください。

 

 

 

6.まとめ

  • コントロールカラーを仕込むと厚塗り防止に
  • 部分的な肌補正には、補色効果を利用するカラーコンシーラー
  • 下地使いのときは、肌色と相性のいいカラーベース

 

私は、ブルべで頬に赤みのある肌です。
下地はグリーン・ブルー・パープルが合います。
ラロッシュポゼのトーンアップUVも、ローズを使うと赤みが増してしまいました。
今はホワイトを使っています。

 

 

でも、イエローやピンクの下地が合う時もあるので、やっぱり使ってみないと分かりませんが、色の効果の知識が少しあると、選ぶときの目安があって助かっています。

この記事が、コントロールカラー選びのお役に立てばうれしいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。