37歳からボクシングを始めて7年たちました。
もちろん始めたきっかけは、加齢に負けて美容・健康・ダイエットと必要に迫られたからです。
その目的も達成しましたが、それよりも続いている理由は「爽快感」と「習慣化」です。
過去に何度かスポーツジムに通ったことあるんですが、マシンや水泳が好きじゃないので半年と続きませんでした。
でもボクシングは7年も続いています。運動嫌いなのにこんなに続いていることに自分でもびっくりです。
そこで今回は、私が7年もボクシングジム通いが続いている理由をお話したいと思います。
1.気持ち良いから続いています
「なんでボクシングなん?」と必ず驚きながら聞かれるんですが「気持ち良いから」です。
この気持ち良さには、精神的と身体的の両方があります。
ストレス発散ですっきり
思いっきりパンチすることで、何よりもストレス発散になります!
物に当たることは日常では難しいですが、ボクシングでは合法的に人を殴れます笑
職場でのあれこれをぶつけています。
頭の中が真っ白になるので気分転換になる
1ラウンド3分で最後の30秒ぐらいは酸欠になるのですが、その瞬間は何も考えられないので思考がリセットされます
体が軽くなってすっきり
頭の先からつま先まで全身の血が巡ります。
なまった体がすっきりしますし、むくみもとれます。
座り仕事の方には特におすすめです。
疲れがとれてさっぱり
血流により疲労物質が排出されるから。
仕事で疲れていてぐったりしているときに、ボクシングするとさらに疲れそうですが、なぜか逆に疲れがとれます。
たっぷり汗が流れてさっぱり
プロボクサーが試合で流している尋常じゃない量の汗、素人でもあーなります。
とにかくすっきり爽快です。
お風呂や温泉に入った後のような感想ですが、まさにそうなんです。
今では銭湯に通う感覚でのジム通いです。
この楽しさやスッキリ感がなくて、義務感だけだったら、とっくにやめて他を探していたと思います。
2.新しいスキルを学ぶことでマンネリ脱出
何か運動を始めようか探していたとき、今までやったことのないスポーツかダンスを習い事にしようと思っていました。
その結果、通いやすく体験レッスンでも感触の良かった今のボクシングジムに決めました。
ボクシングも最初はたいして楽しくなかったんです。
何でもそうですが、初めは上手くできないですし地味な基礎練習ばっかり。
それでも続けられたのは、下手なりにでも日頃感じられないスッキリ感があったから。
上達してくると体が勝手に動くようになり、どんどんボクシングぽくなりました。
ボクシングをしてる自分に驚きやうれしさやらで、新しいスキルが身についていくのが楽しかったです。
私は上達のスピードが遅かったので、逆にそれが長続きした理由かもしれません。
ボクサーらしく見えるまでに4年ぐらいかかりましたが、課題がたくさんあったのが習い事としてよかったと思っています。
まったく想像もしてなかった新しいことができるようになると楽しいです。
日々のマンネリ感が解消され新鮮な気持ちです。
3.やらないと体が気持ち悪い
ランナーでよく聞く「走らないと気持ち悪い」。
ボクシングでも同じで1週間空くと気持ち悪いです。
気持ち的にではなく本当に体がなまって重くだるくなります。
なので今は週2~3でジム。
「やらないと気持ち悪い」は、もう習慣化したという状態。
続ける or やめるの次元ではないです。
通い始めて半年を越えた時ぐらいでそうなったように思います。
歯を磨かないと気持ち悪い、お風呂入らないと気持ち悪いと同じレベルなので、がんばってる感は全然なく日常生活の一部です。
これってスポーツの好き嫌いは関係ないと思います。だって私がもともと運動好きじゃなかったので。
今のジムに長く通われている皆さんもそうなので、定期的に運動していると自然とこうなるようです。
逆に、1ヶ月以上中断してしまうとまた習慣化するのに少し時間がかかります。
私もサボり癖がついた期間がありましたが、体が戻るのに3週間かかりました。
4.好きなメニューだけをサクッと
私は短時間集中型です。
選手ではなくあくまで趣味なので、自分が楽しいことだけしかやっていません。
もしジムの練習がしんどくて嫌いなことなら、わざわざ仕事終わりに行こうという気になれないので。
1回の練習量は40分程度
1回の練習では前後のストレッチを含めて40分ぐらいです。
ボクシングは実質30分ほど。
練習メニューは7年間変えてないですが、上達した分、負荷が上がっています。
ヘトヘトになるまではやらずあともうちょっとやれるかな、ぐらいでやめるとちょうど気持ち良いです。
ちなみに私の練習メニューは、なわとび3R→シャドウボクシング3R→サンドバッグ3R→ミット打ち3R、合計12R(36分)です。
(Rはラウンドの略、1R=3分)
筋トレは嫌いなのでやりません
筋トレしないと基礎体力がつくのに時間がかかります。その分ボクシングの上達も遅かった気はしますが、今でも筋トレは絶対にやりません!!
嫌いなことを我慢してやると、ボクシングまで嫌いになりそうだから。
対戦形式の練習もやりません
ミット打ちが気持ちよくて好きなので、好きな練習だけしています。
トレーナーに受けてもらうのをミット打ちといいます。下の写真みたいなやつ。
対戦形式は緊張して疲れるのでやっていません。たまに練習相手を頼まれるのでその時はやりますが、自分からはお願いしません。
会員同士が相打ちするのが対戦練習です。「マス」って呼んでます。
ランニングもやりません
長距離走が苦手なので走りません。その分スタミナ切れは早いですが。
こんな感じでやりたいくないことは一切やらず、あくまで趣味として好きなこと・楽しめることだけをやっています。
トレーナーもあきらめてくれて、筋トレやランニングもすすめられることはなくなりました。
試合に出るならこんな甘い練習では通用しませんが、試合には出ないので。
これでも7年も続ければ、以前とは体力が全然違います!
5.新規会員によくあるパターン
男女共にダイエット目的で入会される方が多いです。
最初の1ヶ月はほぼ毎日来て筋トレ含めてみっちり練習、その後2ヶ月目には見かけなくなるパターンをこれまで多く見てきました。
やめた理由はいろいろあると思いますが、端から見てて「最初から張り切りすぎちゃう?」と思うことはあります。
やっと習慣化し始めるころに最初の気合いが薄れてしまい、息切れしちゃったのではと思います。気力だけだといつまでも続かないものですね。
私はそこそこの負荷でそこそこの練習量を一定して続けてきました。細く長くです。
楽しくて気持ち良いことは長く続きます。というかやりたくなります。
しなければならない運動ではなく「やるといいことがある」のでこんなに続いているのだと思います。
こちらの記事ではボクシングジムに通う際の持ち物や費用についてまとめました。
ボクシングを検討されている方の参考になればうれしいです。