更年期障害デビューの1年を振り返ってまとめてみた その①症状

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44歳になった今年、更年期障害デビューしました。

40代後半までは「ゆらぎ期」といわれ、まだ本格的な更年期ではないそうですが、それでもいろいろありました。

 

仕事でも旅行でも何でもそうですが、初めての慣れないことを経験したときは、分からないことだらけであたふたしますが、

まさに今年は体調の変化に振り回された1年でした。

 

1年経験して、それなりに自分の体のデータがそろってきたのと、少しは振り回されずに過ごせるようになってきたので、私の経験した症状や対処法をまとめてみようと思います。

 

今回は経験した症状についてです。 

 

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さらっとおさらい:ホルモンバランスの乱れとは

医学的に正しく専門的に解説されているサイトはたくさんありますので、ここでは私なりに簡単に解釈した内容を。

 

女性ホルモンは、エストロゲンプロゲステロンの2種類

覚えにくいので「エッちゃん」「プーちゃん」と私は呼んでいます。

 

エッちゃんは、月経後と排卵に分泌され

プーちゃんは、排卵に分泌されます。

加齢により量が減るのはエッちゃんです。

 

月経後と排卵後に、脳がエッちゃんに出動を命じますが、エッちゃんのパワーが思ったより弱くて、脳がパニックをおこします。

これが「ホルモンバランスの乱れ」

 

エッちゃんに出動をかけている脳の視床下部という場所は、自律神経をコントロールする仕事も兼務しているがために、

 

ホルモン調整の仕事がうまくできない

兼務している自律神経調整の仕事もうまくできない

自律神経も乱れる

体の調子が悪くなる

というわけです。

 

エッちゃんは「美肌ホルモン」とも呼ばれていますが、エッちゃんの分泌量が減るので、お肌にも不調がでます。

 

 

 

昨年から感じた違和感

今年デビューですが、「今年自覚した」と表現するほうが正しいかと思います。

実際に症状としては昨年の秋から出始めていたように、振り返れば思います。

 

30代はPMSがありました。

症状は、生理前のドカ食い・吹き出物・だるさ・イライラ

生理が終わると、お肌もピカピカで気分もすっきり

 

それが昨年秋からは、生理前より生理後に症状が出るようになり、イライラやだるさもPMSより重くなってました。

 

 

 

症状その1:イライラを通り越してヒステリー

ちょっとしたことでイライラするのは生理あるあるですが、今年はさらにレベルアップ

 

・生理時だけでなく、排卵もイライラ

・きっかけも何もなく常にイライラ

・わざわざ昔のことを思い出してイライラ

・最後は「キー!!」と発狂しそうなほどヒステリックになる

 

イライラが私にとって一番つらい症状です。月2回やってきますしね。

 

特に昔のことを思い出してイライラするのは、慣れた今では笑える余裕がでるほどバカバカしいのですが、

数年前の嫌いな人にされたことをわざわざ思い出してまた嫌いになるっていうね。

もうその人に二度と会うことないっちゅうねん笑

 

 

イライラ時は、加味逍遙散(かみしょうようさん)という漢方薬に頼るのと、ボクシングジムに行き思いっきりパンチして、すっきりさせていました。

 

ちなみに、加味逍遙散(かみしょうようさん)の効き目ですが、

完璧にイライラが消えるほど効く時と、ヒステリーにはならない程度におさまるだけの時と

効き方はいろいろでした。

全く効かなかったことはないので、頼りにしています。 

 

 

 

 

症状その2:ホットフラッシュ

更年期の代表ですね「ホットフラッシュ」

最初になったときは「これが噂のホットフラッシュかぁ」と変な感動もありましたが、ほんまやっかいですね。

 

噂に聞いていた通り、急にカッと熱くなって、急に終わる

 

 

 

症状その3:震えるほど寒い

ホットフラッシュの逆バージョンです。

急に寒くなって、骨の芯まで冷えてきて、震えるほどになり、しばらくすると戻ります。

真夏でもなりました。

 

こちらは、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)という漢方でコントロールしています。

冷えに効果がある漢方薬です。 

 

 

 

 

症状その4:吹き出物、肌荒れ

以前は生理前にできていた吹き出物が、今は生理後にできます。

 

おでこ・鼻の脇・ほほの下側に赤いのができ、

量は大小合わせて20個以上のときもあれば、5つぐらいのときもあります。

 

吹き出物の量が多い時は肌荒れもセットで、ほほの赤みが強くなり、手触りもゴワゴワしメイクも映えません。

 

鏡を見る気も失せますが、期間は1週間未満なので、あえて余計なことはせず、保湿をしっかりするだけのシンプルケアにして、嵐が過ぎるのをじっと待つ感じです。

ビタミンBサプリを摂った月もありましたが、大して変化がなかったので、サプリはやめて食事に気をつけるようにしています。

 

 


 

 

症状その5:だるくて寝込む

インフルエンザ以外で寝込んだことのない私ですが、今年は何度も起きれない日がありました。

布団に磁石で吸い寄せられていくような体の重い日が、生理開始後のどこか1日にやってきます。

 

そんな日は、体に逆らわずたっぷり寝ます。

翌日にはケロリと復活します。

 

 

 

症状その6:やる気が出ない、無気力

月経前後排卵前後にやってくるゾンビ化する期間です。

なんかエネルギーがなくて、やる気が起きないのです。

仕事だったり勉強だったりも後回しにしがちで、集中力も続きません

 

元気なときに「あれやろう」と思ってやり始めたことも、ゾンビ期間に入るとストップしてしまいます。

このブログもそうですね。今こうして書けているのはゾンビ期間じゃないからです。

 

 

 

症状その7:うっかり忘れ、記憶力低下

老化と更年期の違いは分かりませんが、もの忘れもホルモンバランスの影響があるそうです。

エッちゃんが減ると他の物質も減って、記憶に関係する脳の処理速度が落ちるんですって。

 

更年期で記憶力低下 女性ホルモンの「ゆらぎ」が原因|WOMAN SMART|NIKKEI STYLE

エストロゲンには、神経伝達物質セロトニンなど)の量を増やし、作用を増強する働きがある。脳のエストロゲン受容体は、学習と記憶に関わる海馬や、情動反応の処理に関わる扁桃体などの大脳辺縁系に局在する。更年期にエストロゲン値が大きく変動すると、セロトニンなどの神経伝達物質が不足し、海馬や扁桃体の処理速度が低下するためもの忘れもしやすくなる」

 

 

・冷蔵庫開けて、何取りに来たんやっけ?

・玄関に置いといた荷物を持って出るのを忘れる

・スーパー寄って帰ろうと思ってたのに、素通りする

 

前までは考えられないような「うっかり」がしょっちゅうですが、この程度のことは笑って済ませれます。

 

困っているのは勉強です。

英語の勉強を続けていますが、とにかく暗記ができない!!

 

上で書いたゾンビ状態の時は集中力も続かないので、なかなか勉強が進みません。

記憶に残りやすい勉強法を模索中です。

 

 

 

毎月症状が違う

7つの症状を上げましたが、症状の大小は毎月バラバラです。

ホットフラッシュがない月もありますし、肌荒れがマシな時もあります。

と思えば、2日ぐらい寝込んでしまうような月もありました。

 

 

 

調子がいいのは月の半分

以前は生理前PMSで不調なのは月1回でしたが、

エッちゃん(エストロゲン)が分泌される月経後と排卵期の2回が不調ウイークになりました。

 

1回につき1週間ぐらいは何かしらの症状がでるため、

 

元気な1週間

ゾンビで1週間

元気な1週間

ゾンビで1週間

 

と1週間おきのサイクルで4週間が過ぎていきます。

 

 

 

 

元が、疲れ知らずでいつも元気だったので、良く分からない体調不良になること自体に慣れていなくて、今年1年は本当になすがままでした。

でも、自分の体の変化を受け入れて、今までと同じではないと理解してから、自分からコントロールするように少しずつできるようになってきました。

 

次回はそんな対処法についてまとめようと思います。