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カランメソッド効果の秘密①「脳科学」がベース

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ネイティブキャンプでカランメソッドを受講し、全12ステージとビジネスカランを制覇しました。

 

各ステージを経験しながら常に感じていたこと。それは「カランメソッドは、実に緻密にデザインされている」ということ。
そして、 ある時、このメソッドは脳科学に基づいて設計されているかもしれない、と気付きました。

カランで良く話題となる、
・効果がある/ない
・適切な受講のペース
・復習が大事
・予習する/しない

これらを考えるにあたって、今日の内容がお役に立てるのではないかと思い、書くことにしました。

 

1.忘却曲線

本題に入る前にまずは脳の機能についてご紹介したいと思います。
一つ目はエビングハウス忘却曲線

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受験勉強等で効率的な勉強法を考える時、今ではどこでも言われるようになりましたので、ご存じの方も多いことと思います。

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが発見しました。
彼はこのような実験をしました。
「無意味なアルファベットの羅列を記憶し、時間が経ってからもう一度同じアルファベットを覚え、覚え直すのにかかった時間を測る」
その結果、1回目の記憶から近いほど覚え直すのが早く終わった、というのです。

例えば「いぬ・いちご・辞書・携帯電話・Tシャツ」と関連性のない5つを覚えました。
20分後にもう一度覚える時は「あーそうそう」と覚えやすいですよね。
でも1回目から24時間経ってしまっていたら「あれ何だったっけ?」と2つぐらいは覚えていて、他の3つは1から覚え直すと。

忘却曲線が示しているのは、1回目の記憶にかかった時間を100%とすると、覚え直すのがどれだけ短くて済んだか(=節約率)。それが下記です。

20分後:58%の時間で済んだ
1日後:34%の時間で済んだ
6日後:25%の時間で済んだ
1ヶ月後:21%の時間で済んだ
一度覚えてから1週間以上経ってしまうと、覚えなおすのに一度目とあまり変わらない時間が必要になってしまいますね。

ということで「復習は早ければ早いほど効率が良い」「時間が経つほど多く忘れる」という考えが広まりました。



2.記憶のメカニズム「反復」

2つ目にご紹介する脳の機能は、記憶のメカニズム。人間の脳はどうやって物を覚えていくのか。

有名な本受験脳の作り方 脳科学で考える効率的学習法 / 脳研究者 池谷裕二氏によると、
ヒトの記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があります。
短期記憶というのは、長期記憶に情報を保存したり、逆に長期記憶から情報を引き出したりするための一時的な保管場所で、時間経過や新しい情報が入ってくるとすぐに忘れられてしまいます。
対して、脳が本格的に情報を記憶するときに使うのが長期記憶です。いわば脳のハードディスク。
長期記憶の容量も限られているため、脳は仕分けを行い「必要」と判断された情報だけが長期保管されます。
この仕分け作業をつかさどっているのが脳の「海馬」という場所です。海馬は「生命の存続に役立つかどうか」を基準に「生きていくために不可欠」と判断した情報だけを取捨選択して長期記憶に送り込みます。
海馬に「生きていくために不可欠な必要な情報」と判断させる方法はただ1つ「繰り返し」です。
特に、手で書いたり、声に出したりしながら何度も復習すると効果的です。

池谷氏は「復習のタイミング」を次のように提案しています。
1回目の復習 - 学習した翌日
2回目の復習 - 1回目の復習から1週間後
3回目の復習 - 2回目の復習から2週間後
4回目の復習 - 3回目の復習から1ヵ月後

要点は「最初の学習から少しずつ時間を空けながら全4回の復習をする」ことです。これで海馬に「必要な情報」と判断させ、記憶が定着するといいます。

 

3.記憶のメカニズム「睡眠」

眠っている間に、体の中ではいろいろなことが行われていますが、その中の一つに「記憶の固定」があります。日中に記憶したことが脳に定着するのは、睡眠中なのです。

適切な睡眠時間は6時間~7時間半と言われ、前半の深い睡眠で記憶の準備が始まり、後半の浅い睡眠時に記憶が固定されます。

十分に良質な睡眠を取ることも記憶には大事なんですね。 

先の脳研究者 池谷氏が提案している4回の復習のタイミングは、睡眠を取る重要性も考慮されています。



4.まとめ

・時間が経つほど多く忘れる
・復習は早ければ早いほど効率が良い
・長期記憶にするために「反復」が効果的
・手で書く、声に出すなどを何度も繰り返すと効果的
・最初の学習から少しずつ時間を空けながら全4回の復習をする
・睡眠が記憶を定着させてくれる

脳の働きとそこから導かれた効果的な記憶定着の方法をご紹介しました。

次の記事では、カランメソッドでこの脳科学がどう活かされているかを、お話ししたいと思います。