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カランメソッド効果の秘密②「脳科学」がどう活かされているか

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ネイティブキャンプでカランメソッドを受講し、全12ステージとビジネスカランを制覇しました。

各ステージを経験しながら常に感じていたこと。それは「カランメソッドは、実に緻密にデザインされている」ということ。
そして、 ある時、このメソッドは脳科学に基づいて設計されているかもしれない、と気付きました。

カランで良く話題となる、
・効果がある/ない
・適切な受講のペース
・復習が大事
・予習する/しない

これらを考えるにあたって、今日の内容がお役に立てるのではないかと思い、書くことにしました。

 

1.前回記事のおさらい

前回記事では、脳の働きとそこから導かれた効果的な記憶定着の方法をご紹介しました。

・時間が経つほど多く忘れる
・復習は早ければ早いほど効率が良い
・長期記憶にするために「反復」が効果的
・手で書く、声に出すなどを何度も繰り返すと効果的
・最初の学習から少しずつ時間を空けながら全4回の復習をする
・睡眠が記憶を定着させてくれる 

 今回は、カランメソッドでこの脳科学がこのように活かされているのではないかと気付いた点を、ご紹介したいと思います。



2.Daily Revisionは学習直後の繰り返し

カランレッスンの必ず最初に行われる復習パートのDaily Revision。

ステージ1~10
 →前回終了時点から6パラグラフさかのぼる(テキスト5~6ページ)
ステージ11~12
 →前回終了時点から4パラグラフさかのぼる(テキスト3~4ページ)

この量を休憩なく一気に言い続けます。
平均的な進捗速度が1レッスン1~2パラグラフのため、同じパラグラフの復習を3~4回連続でできるようになっています。

このことから「復習は早ければ早いほど効率が良く」「反復が定着につながる」に従ったレッスン設計になっていると考えられます。
また、海馬に長期記憶と判断させる効果的な復習は「声に出しながら」繰り返すこと。Daily Revisionはまさにこの方法での復習です。



3.New Workでも反復

Daily Revisionが終わると、テキストの続きに進み新しい単語や文法を教わり、センテンスで練習します。
このNew Workのセンテンスの中にも、学習済みの内容が巧妙に織り交ぜられ登場します。

文法はいくつかの決まった型の文章が頻出します。
・The difference between A and B is that ….
・The opposite of A is ….
・If 仮定法, I would ...
・If you said…., you’d mean that…

この他にも、多くの同じ文型を使ったセンテンスが定期的に繰り返されます。
これは「最初の学習から少しずつ時間を空けながら復習」をするという考えに一致するのではないでしょうか。

 

単語についても同じように、学習済みの単語がランダムに登場します。ある時は数パラグラフ後、ある時は次のステージで、と「忘れた頃に」をねらったタイミングのことが多々あります。
これも「最初の学習から少しずつ時間を空けながら復習」するためと思われます。

センテンスも単語も、すんなり意味が理解できれば記憶が定着した証ですし、「この単語どこかで見たな」と意味が思い出せないときは、復習の良いタイミングとなります。
「この単語初めてなのにNew Workになってない」と思ったなら、記憶から消えているということで一から覚え直しになりますね。

 

4.Readingは数週間後の復習に合わせている

レッスン最後の5分間がReadingタイム。
学習済みの部分のテキストを読み上げるエクササイズです。

読み上げる箇所は、現時点のNew Workの箇所から20パラグラフ以上前からです。
New WorkとReadingの間が20パラグラフ以下の場合は、その日のレッスンはReadingの時間を短くし、間隔が離れるように講師が調整します。

このことから「間隔を空け復習する」ことを意識していると考えられます。

私は1日2レッスンを継続して受講しましたので、ReadingはNew Workから約2週間遅れで追いかけるペースでした。



5.Full Stage Revisionは1か月後の復習に合わせている

各ステージのNew Workが終了すると行われる総復習パート。

該当ステージの最初から最後まで全てのセンテンスを、25分間ぶっ通しで言い続けます。

前回の記事で、脳研究者の池谷裕二氏が提案した「復習のタイミング」をご紹介しました。
1回目の復習 - 学習した翌日
2回目の復習 - 1回目の復習から1週間後
3回目の復習 - 2回目の復習から2週間後
4回目の復習 - 3回目の復習から1ヵ月後

カラン機構推奨の1日2レッスンで進めた場合の進捗は、1ステージ3週間~4週間で終了する計算となります。
Full Stage Revisionは1か月後の復習に合うように設計されているのではないかと思うぐらい、ピッタリのタイミングだと思いました。

6.まとめ

・Daily Revisionは学習直後の復習
・New Workでも学習済み項目を定期的に繰り返し
・Readingは数週間遅れの復習
・Full Stage Revisionは1か月後の復習

このように、カランメソッドでは、単に反復するのではなく、一定の期間が空くように反復するタイミングが考えられていると思います。これは、脳科学で言われる記憶の定着方法にも沿っています。カランメソッドは脳科学にも裏付けれら学習方法といえるのではないでしょうか。