「薄い色」「濃い色」と言っても、「どれぐらい薄い?」「どれぐらい濃い?」
色の表現は難しいです。色に持つイメージは人それぞれなので。
おいしさの感じ方が人それぞれなのと同じように。
話し手と聞き手で頭に浮かんでいる色が異なると、せっかくの診断ももったいないので、パーソナルカラーでは色の強さを「どれぐらい」で表現しているかを、見てみましょう。
1.パーソナルカラーでの色の表現
パーソナルカラー診断で使う色の表現は、色彩学がベースになっています。
下の図は、色彩の勉強で使う図です。(PCCSといいます)
アナリストはこの図を念頭に、色みの強さの強弱を表現しています。
「明るさ」「鮮やかさ」「清濁」の区別が分かりやすいので、難しく考えず見てください。
2.明度(明るさ)
縦軸が、明るさの幅です。
上から2段目までを、「明るい」「薄い」と表現します。
下の段は、「暗い」と表現します。
3.彩度(鮮やかさ)
横軸が、鮮やかさの幅です。
「鮮やか」「はっきりした」「強い」「濃い」は、左側です。
鮮やかでない右側の色を伝えるときは、明るさと清濁で表現します。
4.清濁(澄んだ、濁った)
色にグレーが混ざると、濁った色になります。
「澄んだ」「混じりがない」は、左側と、1番上の明るさの段
「濁った」「ソフトな」は、真ん中の2段です。(点線の中)
5.ポイント
・アナリストが表す色の強さは、色彩学を元にしている
・診断時も同じような色の説明はしてくれるが、先に予習しておくと診断結果が理解しやすい
誰でも分かりやすいように、ざっくりと明るさや鮮やかさを二分割しました。
色彩学では、もう少し区分も細かく、ぱっくり線引きもしていませんが、これだけ知っておけば、パーソナルカラー診断時の説明もすっと頭に入ってくると思います。